プロトタイプ

PROTOTYPE

グリルロボット

グリルロボットは、ハンバーガーのための冷凍パティを焼くためのロボットです。
ハンバーガーの市場は1兆円規模と言われており、1971年の日本マクドナルドの1号店開店を皮切りに、多くのチェーン店などが店舗数の拡大を続けています。
コロナ禍による環境変化が大きい外食業界の中でも、ハンバーガー店の店舗数は一定の水準の伸び率をキープしており、いわゆる中食、デリバリー、持ち帰りの需要の高い、人気をキープし続けている業界の1つです。
他店舗との差別化を図るべく、様々な切り口・コンセプトの製品、店舗も増えてはおりますが、いずれにせよハンバーガー店に求められていることの多くは「価格」と「提供スピード」と言えるでしょう。
できたての美味しさを提供するため、注文後に、ハンバーガーの根幹であるパティ(ハンバーガー用の丸くて平らな肉)を焼きはじめる店舗も多くありますが、提供スピードの速さを担保したい、また火を使うために熱くて危険な焼き場での作業の自動化を目指すために、冷凍パティを取り出して、焼くロボットを開発しました。
本製品では、グリドルは両面焼きのタイプを利用しました。

製品映像

工程の説明


冷凍パティを、パティの専用棚に予め配置します。(このスペースは冷凍庫の想定です)


注文が入ると、ロボットが、冷凍パティを1つずつピックアップし、グリドル(調理用鉄板)に置きます。


グリドルの上部が下がり、パティを上下方向から、規定時間まで焼き上げます。


焼き上がったら、ロボットがパティを持ち上げ、ホテルパンに置きにいきます。アームロボットは、鉄板の清掃機能を有します。


ホテルパンに陳列し完成となります。
ハンバーガーのパンに挟む組み立て作業は人の仕事となります。