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DIALOGUE

■まずは自己紹介をお願いします。

Tora Delibotチームに所属するメンバーです。もともとは学生アルバイトとしてCRで働いていましたが、2022年11月に声をかけていただき、正式に社員として入社しました。今現在は、先行開発チームという先行研究的な枠組みの中で、インターン2名とDelibotの課題を解消するようなコンポーネントの開発に取り組んでいます。

Asahi シンガポール国立大学機械工学部に在籍しており、シンガポールでは5月が学期末、8月に新学期が始まるため、大学2年生と3年生のはざまに当たる今、約3ヶ月の夏休みを利用しインターンとしてお世話になっています。先行開発チームのToraくんの下で 、より精度の高い重量調整を実現するための重量調整機構(スクリューウェイトアジャスター)を作っています。

Asari 高専時代の先輩であるToraくんの紹介で来ました。同じDelibotの先行開発チームでインターンとして仕事をしています。

■ インターンの2人はどこからCRまで通っているのですか?

Asari 僕は埼玉大学の学生なので、大学近辺の下宿先から通っています。CRのある小金井からはかなり遠いですが、まあなんとかなっています。

Asahi 母方の親戚も父方の親戚も住んでいるのが神奈川県内で、どちらもCRまで2時間くらいかかる距離なので、ちょうどイギリスから帰国した友人と2人で新宿にマンスリーマンションを借りてそこから通っています。CRでもらったお給料を全部家賃につぎ込んでいる状態ですね(笑)

「プロジェクトを丸ごと任される」も普通にあるCRでのインターン

■ インターンとしてどういった仕事をどのような進め方で行なっているのですか?

Tora AsahiくんにはDelibotの重量調整機構をまるっと任せている感じです。要所要所でフィードバックを受け、じゃあ次はこうしようかなどと話ながら次の設計を決めています。テストも、考察やまとめも、全部きれいにやってくれるので、僕は次の方針を確認するくらいです。

Asariくんは週2〜3回の頻度での就業なので、もう少し細切れでお願いしている感じで、先行開発だけでなく僕自身が抱えているDelibot側のタスクもちょこちょこお願いしています。高専時代にロボコン出場の経験もあるのでCADのスキルもありますし、パパッとものを作ることにも長けているので、とても助かっています。

■ 仕事の達成度や、それに対する満足度はいかがですか?

Asahi 重量調整機構を開発するという課題に約3ヶ月間取り組みましたが、ちょうどこの対談の直前にテストしたところ、決められた±5g以内の精度を完全にクリアしていて、しかも安定していました。そんなわけでめちゃくちゃ満足です!ただ、これはきんぴらでテストした場合の話で、ポテトサラダだときんぴらのときほどの精度は得られていません。対応しなくてはいけない食材がきんぴらやポテトサラダを含め5種類あるということですが、やはり汎用化するというのは大変ですね。とはいえ、結構いいところまでできたと感じてはいるので、満足度80%といったところ。残り20%は「ここに残ってもっと成果を出したい」という気持ちです。

Tora Asahiくんの場合、大学2年目を終えたばかりということもあり、工学的な専門性はまだそこまで高くなかったので、こちらに来てから学んでもらうことがすごく多かったんです。でも、インプットがとにかく早くて、学んだことはすぐ使えるようになるし、分析して課題を見つけて解決するというアプローチがとても見事。およそ3ヶ月のインターン期間にサイクルもかなり回して、こちらとしても本当に助かりました。

熱中する楽しさも、手応えを感じられる喜びも

■ 仕事に楽しさを見出せていますか?

Asari 集中できること自体も、集中して取り組んで完了させたときの爽快感も好きです。ファネルをモーターで動くアクティブファネルにするための設計、さらにそれを改良するための設計を行なったときも、「あー、集中して頑張ったなぁ!気持ちいいな」と。

Asahi インターンといってもアルバイトとたいして変わらないのではないか、雑用ばかり押し付けられるのではないかと疑っているようなところが正直ありました。でも実際にCRに来てみたら、1つのプロジェクトを丸々ドーンと渡されて、自分で考えながら進められる自由度もあり、本当に楽しくて……!
今はもう終盤に差し掛かってきていて、成果もそれなりに出せています。もしもこの成果が、つまり僕がほぼ一から作り上げたものが、将来的にDelibotに組み込まれるようになったら、インターンとして爪痕を残せたということではないかと考えると嬉しいです。全社会議での発表を含めプレゼンをする機会も何度か与えてもらっていて、成果を共有することの楽しさも実感できましたし、仕事に対するやり甲斐を改めて感じました。

■ 現在は社員となっているToraさんは、インターン時代から何が変わりましたか?

Tora うーん、まあ、もともとフレックスタイム制が導入されているとはいえ、出勤時間をちゃんと守るようになったことくらいかな?

Asahi/Asari (笑)

Tora それから、自分の仕事に明確に責任を持つようになりましたね。最初はフライドポテトロボットに関わる設計をしたりCADで図面を描いたり。そこからDelibotに移ってひたすら食材テストや盛り付けテストをして、そのうち「自分でやります」と言って少しずつプログラムもいじらせてもらうようになって……。自ら守備範囲をジリジリと広げていった感じでした。

大切なのは、“人に聞ける力”とトライアル&エラー

■ どういった人がインターンに向いていると思いますか?

Asahi 食品関連のロボットは今まであまり市場に出ていなかったことから、前人未到の領域があります。なので、そこに対してトライアル&エラーを諦めずにやっていけるような人が向いていると思います。技術力も大切ですが、課題を見つけて解決していくというアプローチがそれ以上に大切だとCRでの仕事を通じて痛感しています。トライアル&エラーで得られる結果は、今までなかったものを実現できる可能性を秘めているんです。

Asari わからないことがあったら空気を読まずにすぐに聞きに行く人、でしょうか。

Tora それ、大事ですよね!僕はそれができるからオファーをもらえたんじゃないかと思っているくらいです。

Asari インターンもそうだし、アルバイトでもそうですが、いくらスキルがあるから雇われたといっても、仕事内容まではさすがにわからないじゃないですか。そこを埋めるというか、スピード感を持って仕事を進めていくには、わからないことを最速でわかるようにするためにそれを知っている人にさっさと質問しに行くという発想が必要なのではないかと思います。

Tora 私が思うのは、ひと言で言うと“一定以上のコミュニケーション能力がある人”かなと。質問するのもコミュニケーションのうちなので、Asariくんの言う「すぐに聞きに行く人」と本質的には同じかもしれません。せっかく課題を見つけても、共有してもらえなかったらあまり意味がないです。もちろん、受け身でも仕事をこなせるといえばこなせます。でも、ここをもっとこうしたら……といったことを積極的に言ってくれる人だと、仕事を任せる側も任せやすくなると思うんです。

楽しく、自分らしく、挑戦できる場所

■ 学生さんの目から見たCRの印象について教えてください

Asari 緩めたいときにちゃんと緩められる、自分でコントロールできる会社だなと思います。だからなのか、行くのが億劫ではない会社ですね。それから、高専時代にロボコンをやっていたときの感覚というか、楽な気持ちでいられる。大学に拠点があるからか、なんとなく研究室っぽい空気感があるように感じます。

Asahi CRのここが良いなと感じている点が3つあります。
まず1つ目は、仕事をしやすい環境です。仕事をする上で、気軽に話せる相手、質問できる相手というのはとても大事だと思っています。気軽に質問したり、アドバイスをもらいに行ったり、こういうのどうでしょう?と意見を求めたり、相談に乗ってもらったりと他の人と触れ合いながらだと、同じ仕事をしていても楽しいです。CRはそんな風に楽しく働けるすごく良い会社だなと感じています。

2つ目は、スタートアップならではのメンバーの多様さですね。いろんなところからいろんなバックグラウンドの人が集まってきている。大手から転職してきた人もいれば、武者修行してきました的な人もいる。電気系のことなら絶対この人、機械系ならこの人が専門といったプロフェッショナルな人たちがウジャウジャいる。とにかくバラエティ豊かなので、普通に社員の方と話しているだけでその人たちがしてきた経験を追体験できて、自分の世界が広がるのを感じられます。

3つ目は、仕事に対していつも新鮮な気持ちでいられることですね。同じタスクを延々と繰り返すようなことがなく、いつも新しいことに次々と取り組んでいくので。「あ、こうしたらいいんじゃないのか?」「いや、こうしたらいいのでは?」と自分の頭で考えて試行錯誤していくのはすごく楽しくて、飽きることがないです。常に楽しめる環境で仕事ができているなというのが、この3ヶ月間で僕が心から思ったことです。

Tora 私は今はもう学生ではないですが、社員という立場になって改めて感じているのは、単に営業経由で聞いたことに従ってものを作るのではなく、エンジニア本人がお客様の立場に立って作っていくというCRのスタイルの魅力ですね。エンジニア自ら現場に行って、お客様がどこを課題だと思っているのかを直接聞いて、何がお客様にとってベストかをお客様目線で考えながら開発していくので、自分が何のためにここでものを作っているのかという目的を見失いません。こうやってエンジニアがお客様から直接話を聞くというのは実はなかなかできないことみたいで、特に大企業ではかなりレアなケースらしいです。だから、どうやったら使い勝手が良くなるか、どうすればこの性能を伸ばせるかとお客様のために知恵を絞るのが好きな私としては、このCRの恵まれた環境を当たり前と思わず、もっと感謝しなくてはいけないのかなとは思っています。

Asari 食産業に関わるCRの仕事に携わることで、スーパーとかコンビニといったこれまで当たり前に思っていたお店に感謝するようになりました。作ってくれている人、盛り付けてくれる人、本当にありがたいなと。

Tora それはあるかも!

Asahi 僕たちのような理系の学生で、技術的なことに挑戦しながらお金ももらえるインターンに興味を持ち、募集を探している人は結構いると思います。

CRでインターンとして本当に楽しく仕事をさせてもらい、すごく大きな達成感とめちゃくちゃ大きなやり甲斐を感じている僕としては、ぜひもっと多くの学生にCRを知ってほしいです。

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インターンって要はアルバイトでしょ?という声もある中、CRでのインターンはプロジェクトを丸ごと渡されるので、かなりやりがいを感じられるようです。

Internshipチームの皆さん、本日は本当にありがとうございました!